8月, 2015年
裁判員裁判をテーマにした会員企画による日独シンポジウムが開催されます。
下記の通り、井田 良会員(慶應義塾大学)の企画による裁判員裁判に関するシンポジウムが開催されます。
わが国の裁判員制度は、2009年の運用開始以来比較的順調に進んでまいりましたが、今日では新しい課題も生じてきております。また、ドイツでも参審員制度に対して種々の問題が指摘されてまいりました。このシンポジウムでは、日独の専門家が、「裁判への市民参加制度の発展」という観点から、双方の制度を比較し、将来の改革に向けて議論を展開します。
日独の法学分野の学術交流として貴重な機会となることが期待されます。
シンポジウム「裁判員裁判に関する日独比較法の検討」
主 催: 独日法律家協会(DJJV)・中央大学日本比較法研究所
日 時: 2015年10月4日(日)10:00~17:40
会 場: 中央大学駿河台記念館 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3丁目11−5
http://www.chuo-u.ac.jp/access/surugadai/
プログラムの詳細はこちらです。
http://www.chuo-u.ac.jp/research/institutes/comparative_law/event/2015/06/32896/
リンクしている参加申し込みフォームにてお申し込みください。
ドイツ研究振興協会(DFG)の「Eugen und Ilse Seibold-Preis」の受賞について
本澤巳代子(筑波大学)会員が「Eugen und Ilse Seibold 賞」を受賞されましたので、「ドイツ研究振興協会(DFG)のEugen und Ilse Seibold-Preisの受賞について」を寄稿していただきました。日独学術雑記帳に掲載しましたのでご覧ください。
2014年度 関東甲信越支部総会の報告(2015.03.12開催)
日本フンボルト協会 関東甲信越支部 第2回総会の報告
2015年3月12日(木)、日本フンボルト協会 関東甲信越支部の第2回総会が東京ドイツ文化会館で開催されました。今回も昨年同様、DAAD日本人新奨学生の留学説明会に合わせて実施しました。これは、DAAD奨学生が帰国後、フンボルト財団奨学金にも応募することを期待しての措置です。
総会は18時30分から西原博史幹事の司会で始まり、梶英輔支部長から2014年度の支部活動の概要が報告されました。当年度も支部の特性を生かした活動として、1)専門分野を越えた交流、2)世代を超えた交流、 3)DAAD との協働を視野に入れた下記の活動が行われました。
2014.03.24 第一回支部総会
2014.10.07 支部幹事会開催、支部活動助成金申請
2014.12.11 DAAD主催クリスマスコンサート当日、シニアメンバー(9名)による懇談会
を開催後コンサートに参加
2015.02.14 支部幹事会開催
2015.03.12 第二回支部総会
また、本年2月に廣渡清吾日本フンボルト協会理事長が永年にわたる日独学術交流へのご貢献によりドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章を受章されたとの報告がありました。次に協会役員の改選にあたり、本支部から松本洋一郎会員(元東日本フンボルト協会常務理事)を推薦することが認められました。その後、高橋輝暁幹事から2014年度の会計報告が行われ承認されました。
ここで事務協議を終了し、DAAD新奨学生およびフンボルト奨学金を目指す一般参加者を含めて留学体験報告会が行われました。報告会は阿澄玲子幹事の司会により進められました。今回はDAAD東京事務所長 Frau Dr. Toyka の希望によりDAAD奨学生の話を加えた下記の3名の体験談が話されました。
*土井 和重 氏(DAAD元奨学生、専門は法学で現在もMarburg大学に留学中)
*細貝 拓也 会員(産業技術総合研究所、物理学 2008年にTübingen大学に留学)
*濱中 春 会員(法政大学、ドイツ文学 2011年にGöttingen大学に留学)
体験談ではそれぞれのご専門の立場からドイツでの留学の状況をご紹介いただき、
これからドイツ留学を志す若い人たちをプロモートする有意義な報告会でした。
報告会終了後、西原幹事の司会により懇親会を行いました。廣渡理事長による乾杯のご挨拶とDr. Toyka のご挨拶をいただいた後、会員とDAAD関係者40名以上が参加し歓談しました。最後に太田明廣会員(元東日本フンボルト協会常務理事)からご自身の留学体験を含めた中締めのご挨拶をいただきました。以上、今回も支部のモットーである“気楽で楽しい”交流の場とすることができました。