日本フンボルト協会が2019年度総会を6月2日(日)に
ドイツ文化会館(港区赤坂)にて開催しました。

2019-09-28

2019年度の総会および各種企画について

1. 総会について 13:20-14:00
日本フンボルト協会2018年度年次総会が、6月2日(日)東京ドイツ文化会館で開催され、40名が参加しました。櫻田理事長による挨拶の後、2018年度の活動報告(櫻田理事長)、2018年度決算の説明(高橋輝暁常務理事)がなされました。高橋常務理事からは、特に会費納入状況の悪化により協会財政が逼迫している現状が説明されました。2018年度決算は、審議および監事による監査報告を受け承認されました。引き続き櫻田理事長から、2019年度活動方針として、留学説明会への参加者を一層増加させる具体的案の検討、若手フンボルティアーナーの本協会への参加促進、日独共同研究奨学金および協会財政安定化基金への一層の協力依頼などが説明されました。その後、2019年度予算案が、高橋輝暁常務理事から提案され、活動方針、予算案いずれも原案通り承認されました。
引き続き、伊藤副理事長から日独共同研究奨学金について、本事業のための外部企業・個人並びに協会会員からの募金状況の説明があり、目標額に達していない現状を踏まえ、協会内外に支援のお願いを引き続き行うことになりました。奨学金募金額は、その後、外部からの多額のご支援を賜り、8月末までに目標額(1000万円)に到達し、本奨学金事業を10年間運営することができることになりました。今回が第一回目となる2019年度日独共同研究奨学金には11件(理系7件、文系4件)の応募があり、選考委員会での厳正・公平な審査の結果2件(理系、文系各1件)を採択し、常務理事会(同奨学金実施委員会)に提案し承認された旨、報告されました。採択された共同研究についての詳細は、協会HPに掲載されています。本奨学金は2020年度も引き続き募集を行いますので、日本フンボルト協会会員による多数の応募をお待ちしています。
協会の現理事は本総会をもって任期満了となり、2021年度総会までの新理事および新評議員候補一覧が櫻田理事長から提案され、原案通り承認されました。

2. 講演会開催 14:00-15:00
ドイツ日本研究所所長Pro.Dr.Franz Waldenberger氏 による「コーポレート・ガバナンスの日独比較」(日本語)と題する講演会が催されました。講演では、日本とドイツの企業によるガバナンス体制の違いなどについて専門的視点も含めながら、わかりやすく説明していただきました。企業による様々な事案が報道されている昨今の状況において、ご講演の演題はトピックなテーマであり、講演終了後、会員との活発な質疑応答がなされました。さらに講演会終了後、隣接する富山県赤坂会館3F会議室に、Waldenberger教授との懇談の場を移して、同教授と本協会会員とによる活発な意見交換が行われました。

3. ドイツ研究留学説明会 15:00-17:30(全体説明会15:00-15:45、専門別分科会16:00-17:30)
全体説明会では、フンボルト奨学金およびDAAD奨学金の説明がなされ、その後、6つの専門分科会(人文科学、社会科学、理工学、生命科学、医学、DAAD奨学金)に分かれ、それぞれの会場で若手留学経験者と留学希望者との個別・具体的な質疑応答が活発に行われました。同説明会では、フンボルト奨学金やDAAD奨学金による留学についての耳より情報を得たり、個別の相談などを受けることができ、説明会参加者からも好評を博していますので、ドイツ留学に関心のある方は、是非、参加してください。留学説明会についての詳細は、協会HPをご覧ください。

4. ミニ・コンサート 17:30-18:00 
恒例のミニ・コンサートが行われ、今年は、Mozartのクラリネット5重奏曲が演奏されました。
演奏曲および演奏者などは以下の通りです。
演奏曲: W.A.Mozart :クラリネット五重奏曲 イ長調 KV.581
Ⅰ Allegro Ⅱ Larghetto Ⅲ Menuetto Ⅳ Allegretto con Variazion
演奏者:Cl. 磯部周平 Vn. 蓬田清重 設楽久美子 Va. 針谷美智子 VC. 清水唯史

5. 新理事会 18:00-18:30
総会において承認された新理事による新理事会が開催され、理事による互選の結果、伊藤 眞副理事長が新理事長に、また副理事長には、縣 公一郎理事(留任)、西川 伸一理事(留任)、浅田 和茂理事(新任)が、それぞれ選任されました。また、協会会則により、伊藤新理事長から各支部長が指名されました。伊藤新理事長からは、今後、日本フンボルト協会を担っていく若い世代のフンボルティアーナーに同協会に積極的に参加してもらい、若い意見を取り入れていきたい旨の挨拶がありました。伊藤新理事長の挨拶および新役員名簿については協会HPをご覧ください。

6. 懇親会 18:30-20:00  IMG_4387

梶 英輔常務理事の司会による懇親会が、ドイツ留学説明会参加者も加わり、約90名の参加のもと和やかに行われました。懇親会には、離任前のお忙しい中、日本フンボルト協会名誉会員でもあるCarl von Werthern駐日ドイツ連邦共和国大使のご出席を賜りご挨拶をいただきました。また、伊藤新理事長の挨拶、乾杯の音頭の後、留学説明会参加者と協会会員との間で、留学説明会で質問しきれなかった点なども含め、ドイツ留学に関する活発な情報交換がなされました。

今年も6月2日(日)にドイツ研究留学説明会が
ドイツ文化会館(港区赤坂)で開催されました

2019-08-13

今年も昨年と同様に「ドイツ研究留学を志す若手研究者/大学院生のためのドイツ研究留学説明会」が開催されました。この説明会はアレクサンダー・フォン・フンボルト財団の支援のもと、日本フンボルト協会の主催で開催され、ドイツ学術交流会(DAAD)東京事務所にもご協力いただきました。今年は、日本フンボルト協会の総会に合わせ、6月2日に東京で開催されました。

本説明会は全体説明会と専門別分科会の2部構成で開催され、全体説明会では、例年にようにフンボルト奨学金、DAAD奨学金の紹介があり、全体説明会に引き続き専門別分科会が行われました。分科会は、人文学、社会科学、理工学、生命科学、医学の専門別に分かれ、少人数で若手研究者や大学院生が、最近ドイツ留学から帰国した留学経験者と情報交換を行いました。参加者からの質問に留学経験者が答える形で進められ、留学準備、ホストの探し方、奨学金申請書の書き方、ドイツでの研究、ドイツでの生活などについての質疑応答がありました。説明会参加者の多くは、このあとに行われたコンサートと懇親会にも参加し、駐日ドイツ大使やフンボルト元奨学生(フンボルティアーナー)と歓談しました。

アンケートの結果では、参加者のほぼ全員が、全体説明会、分科会を大変役に立った、または役に立ったと考え、特に専門別分科会には「近い距離で話せてよかった」「奨学金申請から留学までの流れよくわかった」「最近の動向を知ることができた」などの感想が寄せられました。ドイツ留学を志望する若手研究者や大学院生にとって有意義な会となり、主催者としてもよろこばしい限りです。

2019全体説明会アンケート

2019分科会アンケート

井田良会員(中央大学)と高山佳奈子会員(京都大学)がシンポジストとして参加する「終末期医療」をテーマとした日独シンポジウムのご案内

2019-07-19

井田良会員(中央大学)と高山佳奈子会員(京都大学)が報告者として参加する「終末期医療」をテーマとした日独シンポジウムのご案内を「フンボルト元奨学生の活動状況」のページに掲載しました(こちら)。

三島憲一会員の講演
「フンボルト・フォーラムをめぐって―血塗られた歴史への問い?」をYouTubeでご覧いただけます。

2019-06-29

日本フンボルト協会・関東甲信越支部は,2019年3月30日,「富山県赤坂会館」(ドイツ文化会館の隣にある施設です)におきまして,2018年度の総会を行いました。この機会に,三島憲一会員(大阪大学名誉教授)にお願いして,「フンボルト・フォーラムをめぐって――血塗られた歴史への問い?」と題する講演をしていただきました。

フンボルト・フォーラムは,ベルリン王宮の跡地に立つ複合文化施設で,博物館としての機能もあり、2019年中にもオープンする予定です。三島憲一会員は,ドイツ近現代史の紆余曲折を体現するこの施設の現在に至るまでの歴史を紹介し,展示品が主に帝国主義時代に西欧諸国が植民地から略奪したものであるという事実をもとに,さまざまな問題に言及されました。

フンボルト・フォーラムの「血塗られた歴史」をめぐる,きわめて興味深いこの講演は,三島会員のご厚意で,YouTubeでもご覧いただけることとなりました。アドレスは以下の通りです。https://youtu.be/_794ykxQ0ik
(日本フンボルト協会 関東甲信越支部支部長 井田 良)

2019年度日本フンボルト協会『日独共同研究奨学金』の採択結果を
公表します。

2019-06-04

2019年度日本フンボルト協会日独共同研究奨学金の採択結果を、以下のように伊藤眞選考委員長より公表いたします。日独共同研究奨学金の目的等についてはこちら(http://avh-jp.com/2018/12)をご覧ください。

**********************************

第1回目となる本年度の同奨学金には、11件(理系7件、文系4件)の申請があり、選考委員会で厳正・公平に審査した結果、
以下の2件が本年度の助成対象共同研究として採択されましたので、祝意をもって発表いたします。

1.研究標題:冠詞のない言語は冠詞なしでどのように対象を示しているのか?
名詞および文の指示機能についての独中日対照研究

助成対象者氏名、資格、所属機関、及び研究分野:
Meng-Cheng Lee, Dr.phil.,
Lektor,LMU München,
Germanistische Linguistik

申請者氏名及び研究分野:田中 愼教授(慶応義塾大学)、ドイツ語学

2.研究標題:確率的均質化問題に対する Unfolding 法とその破壊⼯学への応⽤

助成対象者氏名、資格、所属機関、及び研究分野:
Mario Varga, MSc in Mathematics, PhD student/Research Fellow, Technical University of Dresden, Applied Analysis

申請者⽒名:⾚⽊ 剛朗教授(東北⼤学)、応用解析学(数学)

日独共同研究奨学金制度は、来年度も継続して実施しますので、奮って申請の程お願いいたします。

最後に、本奨学金制度のためにご寄付いただきました、協会外の個人・企業の方々また、本協会会員諸氏に改めて厚く御礼申し上げます。

日本フンボルト協会理事長
日独共同研究奨学金選考委員長
伊藤 眞

Copyright(c) 2013 The Humboldt Association of Japan All Rights Reserved.