(会員)お知らせ
「日独共同研究奨学金」を設立しました!
本協会創立5周年を記念して、全ての学術分野に対する「日独共同研究奨学金」が設立されました。助成対象は、本協会員との共同研究を企図するドイツ所在研究・教育機関の若手研究者です。助成の申請は、パートナーとなる本協会員から行うものとします。助成額は共同研究1件50万円とし、毎年2件まで助成します。助成選考は、本常務理事会が設置した12名から成る選考委員会によって行われます。パートナーとなり得る若手研究者をご存じの各会員におかれては、是非応募をご検討下さるよう、お願い致します。
なお、前回第一回奨学金制度と異なり、手続上の特徴は、以下の三点です。申請に際しては、十分ご留意下さるよう、お願い致します。
1.申請者は、本協会の会員である。
2.研究対象分野は、全ての学術分野である。
3.申請の審査は、本協会が設定する選考委員会によって実施される。
実施要綱は、以下の通りです。
日独共同研究奨学金実施要綱
Leitlinie zum Japanisch-Deutschen Stipendium zur gemeinsamen Forschung
1.(名称)
本奨学金は、日独共同研究奨学金と称する。ドイツ名は、Japanisch-Deutsches Stipendium zur gemeinsamen Forschungとする。
2.(目的)
本奨学金の目的は、学術分野を問わず、ドイツ所在の研究・教育機関に属する若手研究者による日本での共同研究を助成することにある。この助成は、これを契機として、助成対象者がAvHやJSPS等の奨学金をさらに獲得し、自らの研究を一層発展させることを期待するものである。
3. (申請資格と助成対象)
(1)本奨学金への申請資格者は、日本フンボルト協会(HGJ)会員である。ドイツに所在する研究・教育機関に属し、継続して3年以上ドイツで研究活動を行っている若手研究者との共同研究を希望する会員は、本奨学金の申請を行うことができる。助成対象の若手研究者は、奨学金支給時に、Masterないしそれ以上の学位取得10年以内であることを要件とする。
(2)本奨学金において、助成対象者として一度採用された者は、再度助成を受けることができない。申請者は、同一年度に複数の申請を行うことができない。
4.(申請方法)
申請資格者は、所定の申請書類に必要事項を記入の上、毎年3月31日までに、HGJ(事務局)に奨学金申請書を提出する。
5.(選考方法と決定)
(1) HGJ理事長は、常務理事1名を選考委員長として、学術分野に応じて、若干名の理事等から構成される選考委員会を設置し、同選考委員会が、毎年一度助成対象者の選考を行う。
(2) 常務理事会は選考委員会の推薦に基づいて、奨学金を支給する助成対象者を決定する。
6.(助成の内容)
助成対象1件に付き、50万円を支給し、一年間に2件までを助成対象とする。奨学金の使途は、当該共同研究の枠内で費消する限り、特定されない。奨学金の費消は、支給の日から一年以内とする。
7.(申請書類)
申請書類は、以下の内容を伴うものとする。申請書に使用する言語は、原則、日本語とする。
a. HGJ会員申請者情報、及びドイツ側助成対象者情報
b. 研究標題、及び研究目的・手法・内容
c. 日独共同研究必要性、特色、及び期待される成果
d. 共同研究の実施計画
e. 奨学金の経費計画
f. 助成対象者の関連主要研究業績
8.(審査基準)
選考委員会規定(内規)にて定める。
9.(審査結果の公表)
審査結果は、常務理事会で決定した後、理事会及び会員総会に報告し、日本フンボルト協会HPで公表した上で、申請者に通知する。助成対象者には、日本で行う奨学金授与式においてHGJ理事長から助成証書及び奨学金が手交される。
10.(研究実施報告)
共同研究実施後、申請者であったHGJ会員は、A4判一枚程度の研究実施報告書をHGJ理事長あてに提出する。
(2020年度日程)
2019年10月 公募開始
2020年3月31日 申請書類締切
2020年5月末 選考
2020年6月 助成対象者公表
2020年9月-2021年8月 助成対象期間
2021年10月末 研究報告書提出
申請書類は、こちら(申請書類)からダウンロードして下さい。助成選考は、本協会常務理事会が設置した12名から成る選考委員会によって行われます。