フンボルト財団について

本財団の起源は、アレクサンダー・フォン・フンボルト逝去の翌1860年に設立されたアレクサンダー・フォン・フンボルト自然研究財団に求められます。当時、1923年のインフレ時に財団資産が枯渇するまで、特に
ドイツ人研究者の他国での在外研究支援を果たしていました。1925年に、ドイツ国政府は、新規にアレクサンダー・フォン・フンボルト財団を設置し、ドイツに滞在する外国人研究者・若手研究者・学生の奨学支援を使命としましたが、1945年に一旦活動を停止しました。その後、以前のフンボルティアーナらの求めもあって、
現在の財団が、1953年12月10日、ボン・バートゴーデスベルクを本部として、ドイツ連邦政府によって設置されました。

現在、本財団の助成により、世界中から毎年新たに600名以上の研究者がドイツでの在外研究に携わっています。これまで、140か国以上から、全学術分野で30000名以上の奨学者を迎えており、このうち、56名のノーベル賞受賞者を輩出しています。地域・国家と専門分野につき、予めの割当は全くありません。現状として、奨学者のうち、理学分野から40%、人文・社会科学分野から25%、生命科学分野から20%、工学分野から15%をそれぞれ迎えています。また、助成対象は、自発的提案に基づく各研究者個人であって、研究プロジェクトではありません。ここには、研究の基盤は個人の能力にある、という財団の哲学が明確に反映されています。

詳しくは、https://www.humboldt-foundation.de/web/wir-ueber-uns.html
もしくは、https://www.humboldt-foundation.de/web/about-us.html
をご覧ください。

Copyright(c) 2013 The Humboldt Association of Japan All Rights Reserved.