日本フンボルト協会について
日本フンボルト協会は、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団(Alexander von Humboldt-Stiftung)の奨学生としてドイツの研究機関において学術研究に従事した者(Humboldtianer・フンボルティアーナ)によって組織される団体です。アレクサンダー・フォン・フンボルト財団は、1953年にドイツ連邦共和国政府によって設立され、国境と専門分野を超える諸外国とドイツの研究者の協働を進めることによってドイツの国際的学術交流を発展させることを目的としています。
日本フンボルト協会は、3つの交流を促進することを目的にします。1つは、国際的学術交流、2つは、学際的交流、そして3つは、研究者の世代間交流です。フンボルティアーナは、ほとんどすべての専門分野で活躍しています。また、フンブルト財団の60年におよぶ活動の歴史に相応して、フンボルティアーナは、いわば3世代(親・子・孫)に渡って広がっています。日本フンボルト協会は、フンボルティアーナのこのような広がりと厚みを活かして、学際的交流と研究者の世代間交流を進め、その力をもってとくに日本とドイツを中心に国際的学術交流を発展させることを目指します。
日本フンボルト協会は、この3つの交流を結節する取組みとして、日本の若手研究者がドイツ留学の機会を拡大するための支援策を用意しています。1つは、「留学支援情報検索サイト」の構築です。もう1つは、「留学説明会」の実施です。
「留学支援情報検索サイト」は、たんなる情報提供サイトではありません。このサイトは、ドイツ留学を希望する若手研究者・大学院生がドイツでホストとなってくれるドイツ人研究者やその所属機関に関して知りたい情報などについて、日本のフンボルティアーナに個人的に相談することを可能にするものであり、研究者の世代間交流のネットワーク構築を媒介にして留学支援を行うことを基本コンセプトとしています。現在、若手研究者に対する相談ネットワークをできるかぎり充実したものにするために、支援サイトへの登録についてフンボルティアーナに広く協力を呼びかけているところです。
「留学説明会」は、フンボルト財団の研究者助成活動、とくにその中心である若手研究者のための奨学金プログラムについて、詳しく説明し細かな疑問・質問に答えるものです。可能な限りドイツの財団本部から担当者が来日し、直接に説明する機会とするように位置付けています。説明会では、フンボルト財団の奨学金プログラムだけではなく、DAAD(ドイツ学術振興会)の奨学金プログラムについてもああわせて説明を行い、若手研究者に広くドイツ留学の可能性をアピールすることを狙いとしています。
所在地・連絡先
〒107-0052 東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館1F ドイツ学術交流会内
TEL : 03-3582-6080
FAX : 03-3582-6080
メール : お問い合わせフォームからご連絡ください。
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