9月, 2018年
日本フンボルト協会関東甲信越支部のドイツ研究留学説明会(2018年10月20日(土))が開催されます。
日本フンボルト協会関東甲信越支部が毎年実施している留学説明会が、今年も上智大学四谷キャンパスで10月20日(土)15時から開催されます。
フンボルト財団、DAADの奨学金による留学について耳寄りの情報を聞くことができますので、ドイツ留学を考えている方は是非ご参加ください。
当日参加も歓迎ですが、出来れば事前に申し込みお願いします。
氏名(日本語、ローマ字)、専門、所属(職位または学年)を10 月 14 日までに(alumni@daadjp.com)宛にお知らせください。
2018年度「ドイツ研究留学説明会」が6月2日(土)に
日本フンボルト協会年次総会の際に開催されました。
ドイツ研究留学説明会の報告
今年も昨年と同様に「ドイツ研究留学を志す若手研究者/大学院生のためのドイツ研究留学説明会」が開催されました。この説明会はアレクサンダー・フォン・フンボルト財団の支援のもと、日本フンボルト協会の主催で開催され、ドイツ学術交流会(DAAD)東京事務所にも御協力いただきました。今年は、日本フンボルト協会の総会に合わせ、6月2日に京都で開催されました。
本説明会は全体説明会と専門別分科会の2部構成で開催され、全体説明会では、例年のようにフンボルト奨学金、DAAD奨学金の紹介、日本フンボルト協会による留学情報提供についての紹介の他に、今年は、フンボルト奨学金の審査員を務められていたボン大学Wetzel名誉教授から、「フンボルト奨学金採否の決め手」についてのお話がありました。
全体説明会に引き続き専門別分科会が行われました。分科会は、人文学、社会科学、理工学、生命科学、医学の専門別に分かれ、少人数で和気あいあいとした雰囲気の中、若手研究者や大学院生が、最近ドイツ留学から帰国した留学経験者と情報交換を行いました。参加者からの質問に留学経験者が答える形で進められ、留学準備、ホストの探し方、奨学金申請書の書き方、ドイツでの研究、 ドイツでの生活などについての質疑応答がありました。説明会参加者の多くは、このあとに行われたコンサートと懇親会にも参加し、ドイツ大使やフンボルト元奨学生(フンボルティアーナー)と歓談していました。
アンケートの結果では、参加者全員が、分科会が大変役に立った、または役に立ったと回答し、約半数の参加者が、今回の説明会に参加し、留学経験者と交流したことでドイツ留学が実現可能なものと感じられるなど、ドイツ留学への考え方が変わったと答えています。とりわけ、理系の 参加者の多くが分科会を大変役に立ったと考え、ドイツ 留学への考え方が変わったと答えていました。ドイツ留学を志望する若手研究者や大学院生にとって有意義な会となったようで、主催者としてもよろこばしい限りです。
「日本フンボルト協会」2018年度年次総会を6月2日(土)に京都大学吉田キャンパスで開催しました。
2018年度年次総会の報告
日本フンボルト協会2018年度年次総会が、6月2日(土,京都大学吉田キャンパスにおいて、13時20分から14時にいたるまで開催され、58名が参加しました。会員総会は法経本館2階第6教室において開かれ、理事長挨拶の後、まず、直前に開かれた理事会の推薦に基づき、ドイツ連邦共和国駐日大使ハンス・カール・フォン・ベアテルン氏を名誉会員とする件が、同氏の略歴紹介とともに諮られ、会則第6条第3項に基づき,決議されました。次いで理事長から2017年度の活動報告を受け、高橋輝暁 会計担当常務理事から、2017年度の決算報告および協会の財政状況の問題点を含めた説明ののち、神林監事による監査報告を得て、いずれも承認されました。続いて理事長による2018年度活動方針および高橋常務理事から2018年度予算案が提案され、いずれも承認されました。さらに活動方針の1つとして、日独共同研究奨学金制度創設の提案があり、「日独研究奨学金第2期プロジェクトについて(提案)」の通りに承認され、あわせて「日独共同研究奨学金実施要綱案(案)」および「日独共同研究奨学金申請書(案)」も了承されました。
この奨学金制度は、総会で承認された内容に基づき、日本フンボルト協会の事業として、その創設・実施の準備中であり、日独学術交流の一層の促進のために、会員(Hunboldtianer)のみなさまの寄付や応募などの御協力を、心よりお願い申し上げます。これについては、別添で「新募金事業への御賛同、御支援と御協力のお願い」をさしあげております。以上の会員総会で承認された文書は、後掲いたします。
14時からは、場所を、京都大学百周年時計台記念会館の百周年記念ホールに移し、大阪・神戸ドイツ連邦総領事館のフリードリッヒ・ラーン副総領事によるご挨拶の後、ドイツ連邦共和国駐日大使ハンス・カール・フォン・ベアテルン氏に対する名誉会員称号授与式が行われ、理事長からUrkundeが手渡されました。そして、同大使による講演「大使とは何か~グローバル社会における大使の役割」が15時まで行われ、好評を博しました。大使の御厚意により当日の詳細なレジュメを以下に掲載いたします。
15時から17時30分まで、百周年記念会館で、DAADを含めたドイツ留学全体説明会、次いで、6つの専門別会場に分かれて各分科会が開かれました。約80名の参加者があり、成功裡に終了しました。
17時30分から18時までは,百周年記念ホールにて、ミニコンサートとして、ヴァイオリン谷口 朋子氏、ピアノ浜川潮氏により3曲の演奏があり、参加者を魅了し盛大なアプローズのうちに終わりました。
18時からは留学説明会参加者も加わり、約60名の参加を得て、百周年時計台記念会館のレストラン『ラ・トウール』にて、レセプションが開かれ、西川副理事長による司会のもと和やかな懇親の場となりました。懇親会には大使が最後まで出席されて会員やドイツ留学を希望する若手研究者と話を交わされ、会場が大いに盛り上がりました。