日本フンボルト協会関東甲信越支部第4回総会(2017.03.11)の報告

2017-05-09

2017年3月11日(土)、日本フンボルト協会 関東甲信越支部の第4回総会が東京ドイツ文化会館で開催されました。総会の議案は下記のとおりです。
「議案」
1. 平成28年度活動報告ならびに次年度活動計画
2. 平成28度会計報告と監査報告
3. 役員改選の提案と承認
総会は11時30分から高橋輝暁幹事の司会で始まり、梶英輔支部長から平成28年度の支部活動の概要と次年度活動計画が説明され、特に、関東甲信越支部として、DAADおよびDAAD友の会との連携をこれまで以上に推進していく方針が説明され了承されました。その後の事務協議では、高橋輝暁幹事より会計報告並びに松本洋一郎監事による会計監査結果が報告され承認されました。
また、梶支部長から、2期4年にわたり務めた支部長を本年度をもって退任し、後任には伊藤 眞副支部長を推薦したい旨の提案がなされ了承されました。梶支部長には、引き続き支部顧問として支部の運営に携わっていくことも合わせて了承されました。さらに、これまでの 役員の留任に加え、新たに西土彰一郎幹事が新しい支部役員として承認されました。

事務協議終了後、西原春夫会員による特別講演会が開催されました。講演会は梶英輔支部長の司会により、DAAD友の会会員を含めた40名以上の参加者を集めて行われました。西原先生は翌日89歳となられるとは思えない熱弁で、「カントの永久平和論の積極消極評価の変遷」という題目で、過去から現在までの歴史における国際紛争などを、カントの永久平和論を踏まえて解釈するという、非常に興味深く、また示唆に富んだご講演をしていただきました。さらに東アジアをめぐる現状の打開策としての西原先生の構想の一端についてもご披露いただきました。西原先生はアジア平和貢献センターの理事長で早稲田大学名誉教授、早稲田大学元総長で、ドイツ連邦共和国第一級功労十字勲章を受賞されています。ご専門の刑法について国際的にも比類のない成果を挙げておられます。講演後の質疑応答・意見交換も活発に(西原春夫先生のお話は以下のYouTubeでご覧いただけますので、ご高覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=K5bZspeWeQE
今回の講演についてはYouTubeで発信するための録音・録画が行われました。今後とも、会員による講演会などもYouTubeで広くみなさまに報告をしていく予定でおります。

講演会終了後、高橋輝暁幹事の司会により懇親会を行いました。懇親会には、DAAD東京事務所長として新たに着任された Dorothea Mahnke氏も参加され、上手な日本語も交えたご挨拶をいただきました。乾杯の挨拶は広渡清吾日本フンボルト協会理事長により行われました。DAAD関係者を含めて40名以上が参加し、恒例となったドイツパンと料理、そしてドイツビールとワインを楽しみつつ、専門分野・世代を超えて歓談しました。最後に伊藤 眞副支部長に中締めのご挨拶をいただきました。今回も支部のモットーである“気楽で楽しい”交流の場とすることができました。 以上
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