「日本フンボルト協会」2018年度年次総会を6月2日(土)に京都大学吉田キャンパスで開催しました。

2018-09-02

2018年度年次総会の報告
日本フンボルト協会2018年度年次総会が、6月2日(土,京都大学吉田キャンパスにおいて、13時20分から14時にいたるまで開催され、58名が参加しました。会員総会は法経本館2階第6教室において開かれ、理事長挨拶の後、まず、直前に開かれた理事会の推薦に基づき、ドイツ連邦共和国駐日大使ハンス・カール・フォン・ベアテルン氏を名誉会員とする件が、同氏の略歴紹介とともに諮られ、会則第6条第3項に基づき,決議されました。次いで理事長から2017年度の活動報告を受け、高橋輝暁  会計担当常務理事から、2017年度の決算報告および協会の財政状況の問題点を含めた説明ののち、神林監事による監査報告を得て、いずれも承認されました。続いて理事長による2018年度活動方針および高橋常務理事から2018年度予算案が提案され、いずれも承認されました。さらに活動方針の1つとして、日独共同研究奨学金制度創設の提案があり、「日独研究奨学金第2期プロジェクトについて(提案)」の通りに承認され、あわせて「日独共同研究奨学金実施要綱案(案)」および「日独共同研究奨学金申請書(案)」も了承されました。
この奨学金制度は、総会で承認された内容に基づき、日本フンボルト協会の事業として、その創設・実施の準備中であり、日独学術交流の一層の促進のために、会員(Hunboldtianer)のみなさまの寄付や応募などの御協力を、心よりお願い申し上げます。これについては、別添で「新募金事業への御賛同、御支援と御協力のお願い」をさしあげております。以上の会員総会で承認された文書は、後掲いたします。

14時からは、場所を、京都大学百周年時計台記念会館の百周年記念ホールに移し、大阪・神戸ドイツ連邦総領事館のフリードリッヒ・ラーン副総領事によるご挨拶の後、ドイツ連邦共和国駐日大使ハンス・カール・フォン・ベアテルン氏に対する名誉会員称号授与式が行われ、理事長からUrkundeが手渡されました。そして、同大使による講演「大使とは何か~グローバル社会における大使の役割」が15時まで行われ、好評を博しました。大使の御厚意により当日の詳細なレジュメを以下に掲載いたします。
15時から17時30分まで、百周年記念会館で、DAADを含めたドイツ留学全体説明会、次いで、6つの専門別会場に分かれて各分科会が開かれました。約80名の参加者があり、成功裡に終了しました。
17時30分から18時までは,百周年記念ホールにて、ミニコンサートとして、ヴァイオリン谷口  朋子氏、ピアノ浜川潮氏により3曲の演奏があり、参加者を魅了し盛大なアプローズのうちに終わりました。
18時からは留学説明会参加者も加わり、約60名の参加を得て、百周年時計台記念会館のレストラン『ラ・トウール』にて、レセプションが開かれ、西川副理事長による司会のもと和やかな懇親の場となりました。懇親会には大使が最後まで出席されて会員やドイツ留学を希望する若手研究者と話を交わされ、会場が大いに盛り上がりました。
2018総会の写真

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